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モナリザのちょっと一服
勤めを終えて家に戻ったジャック(43歳、白人)がまず最初にすることは 5歳になる大柄なポインター種の愛犬を散歩させることだった。 今日は帰りが遅くなり日はとっぷり暮れていた。 近頃は物騒なのでなるべく夜は外出したくなかったのだが 元気な雄の愛犬を散歩させないわけにはいかない。 「いい子にしてたか、よし、よし、グッド・ボーイ」 ジャックは犬の頭を撫で首輪につけた紐を手に取った。 なるべく人通りの多い通りを歩いていれば安心できる。 しばらくしてジャックがたばこを吸おうとして立ち止まり 紐を握る手を緩めたとき、ちょうど目の前をふっと野良猫が横切った。 愛犬が大声で吠えながらもの凄い勢いで猫の後を追っていった。 ジャックも慌てて後を追って走った。 愛犬は本能のままにぐんぐん猫を追い詰めながら 中央公園の中に入ってしまった。 漆黒の闇と化している中央公園は昼は人々の憩いの場であるが 夜になれば善良な市民は立ち入ろうとはしない。 ジャックは公園の手前から大声で愛犬を呼び返そうとした。 「ヘーイ、ビッグ・ボーイ!カモ―ン、ビッグ・ボーイ!」 夢中で叫んでいると暗闇からいくつもの顔が現れ… ちょい悪エロ親父のホームページ ←お手数を掛けます。
by uemura4
| 2007-06-16 10:00
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